atelierOHAGI, 流れるイオタ(前田紗希、矢野聖始)
iota-056/2025.8.6
コーヒー屋さんが作ったBGM
東京・梅ヶ丘のコーヒースタンドから見える風景をテーマに制作された、 夏の午後に寄り添う心地よい2曲を収録しています。
From the Coffee Stand -Slow Roasted Summer-
■収録曲について
1. Afternoon Float
プールで遊んだ後の、ちょっと眠たい、けれど心地よい午後。 そんな午後の、まどろむような“うとうと感”を、リードギターとサックスの メロディで描きました。 アイスコーヒーのグラスが結露して、中の氷が溶けてカランと音がなる― そんな情景が浮かぶ一曲です。
2. Crayon Sky
入道雲が出ている真夏の昼下がり、子どもたちが走り回って遊んでいる風景。 そのそばで、大人がひと息つく時間。 聴く人の中に懐かしい夏の記憶がふわっと立ち上がってくるような、そんな一曲です。
作品紹介
世田谷・梅ヶ丘でコーヒースタンドを間借り出店して2年。 街角でコーヒーを淹れながら景色を眺めていると、 流れる音楽ひとつでその場の空気や見える風景がガラリと変わることに気づきます。
届けたいのは「豊かな時間」。そのためには空間に漂う“空気感”が大きく関わっている。 この街、この場所で感じた空気をまるごと音にできたらどうだろう? そんな〈atelierOHAGI〉の問いから、このプロジェクトははじまりました。
構想を〈流れるイオタ〉に相談したところすぐに意気投合し、 両者による音楽プロジェクトがスタート。“おしゃれな人の休日の部屋着”のような、 絶妙な空気感を目指し、真夏の晴天をテーマにした2曲が完成しました。
atelierOHAGI
東京・下北沢を拠点とするユニット。 音楽・建築・コーヒー・アパレルなど、「豊かな時間」に焦点を当てたものづくりを ジャンルレスに手がける。音楽制作においてはサックスを軸とした チルアウト〜レゲエ〜ジャズの要素を溶け込ませた情景的な音楽を制作。 空間演出や店舗提案との親和性も高く、暮らしに自然と溶け込むような音づくりを得意とする。
流れるイオタ(Nagarelu Iota)
クラシックやポストロック、現代音楽をベースに、記憶や風景を モチーフにした叙情的なインストゥルメンタルを展開。メロウなピアノ・ギターと空間的な アンサンブルが特徴で、生演奏とトラックの境界を軽やかに越えるハイブリッドな音像が 持ち味。これまでに主宰レーベルより7作品をリリースし、ライブや映像音楽、 アートスペースでの演奏など活動領域を広げている。
CATEGORIES