都市の旋律
流れるイオタ(前田紗希、矢野聖始)
iota-046/2024.10.23
東京モノレール全駅の風景を、音楽で描き出す
東京モノレールの全駅を舞台に、それぞれの街の風景や雰囲気を音楽で表現したユニークなミュージック・ツーリズム作品。
バンドが得意とするインストゥルメンタル楽曲に加え、
Rica、松崎和訓(4DPFs)、小畑仁といった個性豊かなゲストアーティストが参加。
歌声や楽器の響きが加わることで、より豊かな音楽の世界が広がります。
水辺にきらめく光、夕暮れの静けさ、街のざわめき——。五感に語りかける音の風景が、あなただけの東京の物語を紡ぎ出します。
さらに、オウンドメディアのコラムでは、各駅の歴史や雰囲気を写真と文章で深掘り。
ライターのオキツカズヒロが、音楽とリンクした街の物語を綴ります。
東京モノレールという日常的な風景を舞台に、音楽と街歩きを融合させた、新しい形の音楽体験をぜひお楽しみください。
開発秘話
このアルバムは、「日常の風景に音楽を添えて、皆様の暮らしを少し豊かにできたら」という想いから生まれました。
舞台に選んだのは、多くの人が行き交う東京モノレール。身近な存在だからこそ、音楽の世界にも自然と入り込める——そんな狙いがあります。
制作にあたり、モノレールの全駅を一つひとつ訪れました。駅ごとの空気感や個性をじっくりと観察し、写真を撮り、現地の音も収集。その積み重ねを楽曲に落とし込んでいきました。
私たちの音楽はインストゥルメンタルですが、単なるBGMではなく、日々の生活にそっと寄り添う存在を目指しています。
通勤途中、ふとした移動の合間にこの音楽を耳にすれば、きっと少しだけ心がやわらぐ。そんな瞬間を届けられたら嬉しく思います。
流れるイオタ(Nagarelu Iota)
東京を拠点に活動するポスト・インストゥルメンタル・バンド。
“架空の世界一周”をコンセプトに、旅先で出会うような情景や空気感を音楽で表現している。
クラシックやポストロック、現代音楽を通過した、流れるようにメロウなピアノ。
そして、異なる時代やジャンルの小さな要素を丁寧に取り込んだギター。
このふたつが織りなすアンサンブルが、聴く人をどこか遠くへ連れていく。
これまでに、主宰レーベル〈studio iota label〉より7作品をリリース。
抒情的なメロディを軸に、生演奏とトラックを組み合わせたハイブリッドな音像は、“新世代のシネマティック・サウンド”としても注目されている。
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