【Podcast公開】結婚式のBGM選び、もう悩まない!音響のプロが教える著作権クリアの3つの方法
こんにちは、スタジオイオタ代表の前田紗希です。
このたび、結婚式の歓談タイムにぴったりなBGMアルバム『Urban Melodies: Celebrating Diversity』ををリリースしました🎉
発売にあたり、ウェディングミュージックアドバイザーの大川雄平さんとともに、ポッドキャストでトーク番組をお送りしています🎙️
番組名はその名も——
🎧 アーバンメロディーズ・ウェディングラジオ
「結婚式にセンスをひとさじ」をテーマに、音楽と空間づくりについて語り合う番組です。
✔️ 第二回のトークテーマ
- 後回しにしがちなBGM選びの悩み
- プロが教える著作権クリアの3つの方法
- 話題の新サービス「Wedding Music Box」
好きな曲=使える曲」とは限らないのが結婚式のむずかしさ。
著作権や式場ルールの壁に、迷うカップルは意外と多いんです。
今回のポッドキャストでは、そんな“BGM迷子”のリアルな悩みと、結婚式の音楽選びにまつわる音楽著作権をクリアするヒントをお届けします。
Artwork/Design by Sara Iwata
BGM選び、実はみんな“後回し”にしてる?
結婚準備って、決めることが本当にたくさんありますよね。
中でも、BGM選びって、ついつい後回しにしがちじゃないですか?😅
「曲を選ぶだけだし、すぐ終わるでしょ?」
なんて思っていたら、これが意外な落とし穴!
たとえば…
「上司や親族もいるから、カジュアルすぎるのは避けた方がいい?」
「でも、友人とは思いっきり盛り上がりたい!」
「大好きな曲だけど、歌詞が結婚式っぽくないかも…」
こんな風に、たくさんの「どうしよう?」で手が止まってしまう。
そう、BGM選びが難しいのは、この“絶妙なバランス感覚”が求められるからなんです。
その上、BGMの準備を始められるのは、進行が決まる本番1ヶ月前…なんてことも。
だからこそ、ルールを知って、ギリギリになって焦らないよう備えておくことが安心感にもつながります。
🗣️ 1000件の結婚式で音楽を流してきたプロと語る、ブライダル音楽の「著作権」
今回のポッドキャストのハイライトは、「結婚式の音楽選びにまつわる音楽著作権。壁をクリアする3つの方法」と題したトークセッション。
この番組で私とともにパーソナリティを務めてくれている、ウェディングミュージックアドバイザーの大川雄平さんと、BGM選びのリアルな悩みから、著作権をクリアする具体的な方法まで、現場のプロならではの視点で語っています。
知らなきゃ損する!結婚式で“好きな曲”を流すための基本ルール
サブスクで音楽を聴くのが当たり前の今、「このお気に入りの曲、結婚式で使えるのかな?」と疑問に思ったこと、ありませんか?
特に最近は、配信限定でリリースされる楽曲も増えていますよね。
手元のスマホではいつでも聴けるのに、いざ結婚式で流そうとすると“使用できない”と言われてしまうことも。
その背景には、「著作権・著作隣接権」という、アーティストやクリエイターを守るための大切なルールがあるんです。
じゃあ、ルールがあるから好きな曲は諦めるしかないの?
――いいえ、そんなことはありません!!
実は、このルールをきちんと守りながら、あなたの“好き”を叶える方法がちゃんとあります。
今回のポッドキャストでは、その3つの方法をわかりやすく紹介しました!
結婚式で音楽著作権の壁をクリアする3つの方法
方法①:基本の「き」!CD原盤を持ち込む 💿
前田(アルバム開発者):
Q1. まず、いちばん簡単で確実な方法は?
大川(アルバムプロデューサー):
A. 市販のCD(原盤)を式場に持ち込むことです。
これが基本中の基本。タワーレコードやAmazonなどで購入したCDをそのまま式場に持ち込んで再生する方法です。
JASRACやNexToneなどの管理団体と契約している多くの式場では、CDをそのまま流す「演奏」の範囲内であれば、ルールにのっとって式場で使用することができます。
絶対に流したい“推し曲”のCDがあるなら、まずこの方法を検討してみてください。
方法②:現代の救世主!「ISUM」を使う ✨
Q2. CDがない「配信限定曲」を使いたい場合は?
A. はい、使えます!「アイサム(ISUM)」というサービスを利用しましょう。
「この曲、サブスクでしか聴けない…」そんな時に頼りになるのが「アイサム(ISUM)」です。
これは、結婚式で音楽を使うために必要な、複雑な著作権の手続きを代行してくれるサービス。
アイサムに登録されている楽曲であれば、CDになっていない配信音源でも、結婚式で使えるようになります。
プロフィールムービーのBGMにしたり、歓談用にCDを作成したりと、使い方の幅も広がりますよ。
(※2025年7月現在 : 約3万2000曲が登録されており、申請は式場や提携業者を通して行います)
方法③:もっと自由に!「USEN」の専用サービスを使う 💡
Q3. 使いたい曲が、アイサムにも登録されていません…。
A. USENの「Wedding Music Box」がおすすめです。
「使いたい曲が、ISUMにも登録されていない…」
「フェスで聴いた、あの洋楽を流したい!」
そんな音楽好きのカップルに、ぜひ知ってほしい最終手段がこちら
「Wedding Music Box」です。
お店のBGMでおなじみのUSENなどが提供する、結婚式専用のBGM配信サービスです。最大の魅力は、なんと1000万曲以上という圧倒的な曲数!
J-POPはもちろん、これまで使うのが難しかった洋楽やジャズ、歌のない音楽、インディーズバンドの曲まで、豊富なライブラリの中から、まるで音楽のサブスクを選ぶように、直感的に曲を探すことができます。
著作権の処理もサービス側で済んでいるため、私たちは複雑な手続きを気にせず、安心してBGM選びに集中できるのが嬉しいポイントです。
このサービスを導入している会場でのみ利用できますので、興味のある方はぜひ式場に確認してみてくださいね。
◤WEDDING MUSIC BOX BGM利用できるアーティスト例(公式)◢
あなたの使いたい曲は、どの方法でクリアできそうでしたか?
🔸 この内容はポッドキャストで詳しく解説しています!ぜひ、チェックしてみてください。
「BGM選びの“新しいきっかけ”に」制作陣が語るコンセプト
このアルバム制作には、素晴らしいミュージシャンの方々にもご参加いただきました。今回はそのお一人、ベーシストの渡邉 壮太さんからいただいた素敵なメッセージをご紹介します。
渡邉さん: 「💬 1曲1曲が個性を持ちつつも、アルバム全編を通して統一感があるため、好きな曲を好きな順番で楽しんでいただけるかと思います。これらの曲をたくさん使っていただくのはもちろん嬉しいですが、結婚式で音楽を使用する場面において、何か新しいアイデアが生まれるきっかけになれば幸いです!」
📀 私たちが『Urban Melodies』で届けたいもの
ここまで、結婚式のBGM選びについてさまざまな方法をご紹介してきました。
でも中には、「たくさんの曲から選ぶのは、やっぱり大変そう…」
「歓談中のBGMは、プロにおまかせしたいな」
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、私たちが心を込めて制作したのが、
BGMアルバム『Urban Melodies: Celebrating Diversity』です。
ゲスト同士の会話を邪魔せず、それでいて空間にさりげないセンスを添える。
そんな、まるでカフェのBGMのようなちょうどいい存在感を目指しました。
前田:「番組内では、このアルバムから、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの名曲をカバーした「Kiss Me」をご紹介。アコースティックでオーガニックな音の響きが、心地よいひとときを演出してくれる一曲です。」
大川:「そうなんです。そして、アルバムを通して流すだけで、どんな会場でもハイセンスで心地よい空間が生まれるよう、曲順やアレンジにもこだわりました。BGM選びに悩む時間を減らして、もっと大切な準備に集中してほしい。そんな願いも込めています。結婚式を控えている方、ウェディングプランナーさん、音響オペレーターの皆さんにもぜひ聴いていただきたい内容です。」
📲 今後の展開とお知らせ
『Urban Melodies: Celebrating Diversity』は、現在各種音楽サービスでデジタル配信中です。
手に取って楽しみたい方へ。
CDもECサイトにて販売しておりますので、こちらからお買い求めいただけます!
結婚式のBGMにまつわる素朴な疑問やご相談、番組へのご感想など、お気軽にメッセージをお寄せください!
今後の活動については、ぜひInstagramでチェックしてください。
フォローしていただけると、とても嬉しいです!
▶︎ Instagram: @weddingsoundscapes
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの結婚式が、もっと自由に、もっとあなたらしく輝くものになりますように。
それではまた!
ウエディングBGM
『Urban Melodies: Celebrating Discovery』
2025.6.30 New Release💿✨
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