ゼルダの音楽と旅する那須高原。ブレワイの世界観に浸るおすすめスポット3選
1986年に第1作目が発売されて以降、
今なお世界中で愛され続けている「ゼルダの伝説」シリーズ。
勇者リンクが辿ってきた長い冒険の物語には、
プレイヤーの心を躍らせてくれる名曲の数々が欠かせません。
今回は、シリーズ屈指の人気を誇る「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の
音楽を聴きながら歩きたい、
栃木県・那須高原の観光スポット3選をご紹介します!
①那須温泉神社|カカリコ村の人々に思いを馳せる
那須街道を北上していくと、那須湯本温泉街のほど近くに
那須神温泉神社
が現れます。
那須温泉神社が建設されたのは、
遠い昔、舒明天皇(じょめいてんのう)が国を治めていた7世紀前半のこと。
狩人・狩ノ三郎行広(かりのさぶろう)が矢で傷を負わせた白鹿を追っていた最中、
温泉を発見したことがきっかけでした。
商売繁盛や家内安全、病気平癒などに加えて、
那須与一が源平合戦の際に祈願したことから、
必勝祈願のご利益もあるそうです。
静かな森に囲まれた参道を歩いていると、「カカリコ村」のBGM が聴きたくなります。
カカリコ村は、ハテール地方にあるシーカー族の村。
ハイラル王国を襲った〝100年前の大厄災〟を生き延び、
リンクの訪れを待ち続けていた長老・インパの住む村でもあります。
シリーズを通して何度も登場する村ですが、「ブレス オブ ザ ワイルド」では
寺社仏閣を思わせる木造の屋敷や、編み笠に草履といった装いの住人たちなど、
和の雰囲気が印象的です。
和太鼓や琴、篠笛などの和楽器が奏でる「カカリコ村」の美しい音色は、
那須温泉神社の神秘的な雰囲気にぴったり。
長年ハイラル王家に仕えてきたシーカー族の人々の凛とした佇まいや、
穏やかな表情の奥に秘められた強い忠誠心も感じられます。
カカリコ村…DISC-1 #22
②アジアンオールドバザール|熱い風を感じるゲルドの音楽と共に
アジアンオールドバザールは、
バリ島・ベトナム・タイ・ネパール・インドの5か国をテーマとした
ショップやレストランが立ち並ぶ複合施設です。
那須にいながらアジアの国々を旅しているような、開放的な気分を味わえます。
異国情緒溢れるこのスポットで聴いてほしい
BGMのひとつが、
「ゲルドの街」。
ゲルド砂漠の中央に位置する〝男子禁制の街〟で流れる音楽です。
熱をはらんだ風を浴びつつ、
賑やかで活気のあるゲルドの街を歩いているような気分に浸れること間違いなし。
エキゾチックで、怪しげに揺らぐようなリズムに合わせて
バザール内を散策してみてはいかがでしょうか。(もちろんヴォーイ=男性も入れます!)
ゲルドの街…DISC-3 #19
ゲルドの街を訪れると、ゲルド族の神器「雷鳴の兜」を盗み出した暗殺集団・イーガ団のアジトへ潜入するイベントも発生します。
アジアンオールドバザールの散策時には、
イーガ団の総長、「強く!たくましい男!」ことコーガ様の戦闘曲もおすすめ。
三味線や琴などの和楽器とストリングスを織り交ぜた、疾走感溢れる楽曲です。
打楽器の踊るようなリズムや掛け声は、聴き手の心を自然と高揚させる力があります。
コーガ様戦…DISC-3 #23
ならず者集団のボスでありながら、どこか憎み切れない魅力もあるコーガ様の動きまで眼前に浮かんでくるようです。
バザール内には、「ドラゴンボール」の天下一武道会でも登場したバリの割れ門があります。
コーガ様戦の音楽を聴きながら、門の前で戦いを再現してみてもいいかも?
③那須ステンドグラス美術館|ハイラル王国の歴史と姫の祈りに触れる
那須ステンドグラス美術館は、
中世イギリスで貴族や領主が住んでいた館、マナーハウスをモチーフとした美術館。
やわらかな質感が特徴のライムストーンで作られています。
ステンドグラスの美しさはもちろん、
物語の世界に足を踏み入れたかと錯覚するほど荘厳な調度品や、
那須高原の豊かな自然も堪能できるスポットです。
館内のステンドグラスには、キリストやさまざまな聖人達の姿が描かれています。
生命や平和、信仰心などをテーマにした作品と共にじっくり味わいたいのが、
「ゼルダの願い」と
「ハイラル城」BGM。
「ゼルダの願い」は、リンクが100年前の記憶をすべて取り戻し、ゼルダから「ハイラルの城で待っている」と呼びかけられる場面で流れる短い楽曲です。
「ゼルダの伝説メインテーマ」のメロディをピアノが静かに奏でるフレーズから始まります。
次第に高ぶる感情を表すかのように音は力強さを増していき、最後は静かに消えていく。
ゼルダの台詞とこの音楽を聴き、「いよいよ長い冒険が終わるのか」という予感に胸が熱くなりながら、
どこか切なさも感じたプレイヤーは決して少なくないはずです。
ゼルダの願い…DISC-4 #27
そして「ハイラル城」は、厄災ガノンが待ち受けるハイラル城の攻略時に聴くことができます。
天高くそびえ立つ城の禍々しい雰囲気や、
ハイラル王国が辿ってきた苦難の歴史を感じさせるメロディが胸を震わせる楽曲です。
ストリングスやピアノ、トランペットに続いて登場するパイプオルガンの音色も印象的。
ハイラル城…DISC-4 #31
まるで天から降ってくるような音に耳を傾けていると、
王家としての責務を果たし、国を守るために戦い続けたハイラル王やゼルダの、
切々とした祈りが聞えてくるようです。
館内を隅々まで楽しんだあとは、館内や美術館外のショップにも立ち寄ってみてください。
ステンドグラス風のしおりやアクセサリーなど、旅の思い出を素敵に彩ってくれる一品と出会えますよ。
BGMがあるだけで、旅は冒険に変わる
忙しない日常から離れ、豊かな自然や歴史、芸術に触れることのできる那須高原。
「ゼルダの伝説」の音楽を聴きながら各スポットを巡れば、また違った風景が見えてくるかもしれません。
お出かけの際は、ぜひイヤホンやカーステレオを通じて、リンク達と一緒に旅を楽しんでみてくださいね。
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ライター : Nishiki
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