IOTA-LOG

おとと、たびと、しごと

¡Hola! メキシコからお届けします!

ドラム練習、みなさん楽しんでいますか?

メキシコ在住で20年以上ドラム講師をやっている僕が、

今回は小音量でも表現力を失わないドラム演奏法について、

熱く語りたいと思います!

 

Ludwigペダルの進化と、その影響

 

皆さんは、Ludwig社(ラディック)のペダルがドラム界のパイオニアだって知っていましたか?

僕も知ったときはビックリしたんですが、Ludwigのバスドラムのフープの長さって、時代とともに変化してたんです!

「え、そんなのどうでもいいじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、これが意外と重要なんです。

なぜなら、フープの長さが変わると、ペダルとの相性も変わってくるから。

例えば、古いタイプのLudwigペダルを、最新のバスドラムに付けてしまうと、ペダルの角度やビーターの当たり方が変わってしまい、思ったような演奏ができなくなってしまう可能性があるんです。

LUDWIG / 70s L-201 SPEED KING 70年代 スピードキング

 

スピードキングも違うんですよ、年代で。

とにかく踏み切った時のビーターシャフトの角度が、自宅練習の時と、スタジオで叩くドラムの時とで同じかチェックしてくださいね!

これ、かなり感覚とタイミング変わりますから。

チェーンドライブとベルトドライブとダイレクトドライブ♪

 

割り箸が救世主!?

小型のバスドラムにペダルを付けてみたけど、ビーターが打面に当たらずに引っかかっちゃう…

そんな経験ありませんか?

そんな意外な落とし穴のライフハック、教えます!割り箸です!(笑)

日本だとセブンイレブンのお弁当の割り箸が、細く丸くてシンデレラフィット🍱

 

割り箸を切って、バスドラムのフープとペダルの間に噛ませると、

角度が変わって、ビーターが打面にバッチリ当たるようになります。

シンプルだけど、とても効果的!

バスドラムのフープの長さに合わせて調整するため、割り箸入りまーす♪

 

▶️ヴィンテージ機材の話はこちら

【メキシコ】『海外移住のドラム運搬体験記』ドラム文化とヴィンテージ機材の話し。

 

ブラシの音作り

ブラシを使った演奏も、ドラム練習の定番ですよね。

ブラシの種類によっても、かなり音が変わります。

僕が最近ハマってるのは、ブラシとロッドの良いとこ取りをしたようなタイプのブラシ。

ナイロンブラシは、鉄ブラシに比べて音が柔らかく、かつ曲がりにくいのが特徴です。

 

僕が使っているブラシは、さらに音がマイルドで、繊細なニュアンスを出すのにぴったり。

ジャズやバラードで、めちゃくちゃ活躍してくれます!

選び方に困ったらGATEWAYドラムス プロショップで丁寧に教えてもらえますよ!

 

小さく叩く = ただ弱く叩く? ではない!

「小さく叩く」と言っても、ただ力を入れて叩くのをやめるだけでは、良い音は出ません。

むしろ、小さく叩く方が、テクニックが問われると言っても過言ではありません。

 

小さい声で話すときでも、ハッキリと相手に伝わるように話すのと同じように、

ドラムも小さい音で演奏する時は、一つ一つの音を丁寧に、そして力強く鳴らすことが大切です。

 

小声でも「あなたが好き!」って全力で伝える感じ❤️

 

そうすると小さくてもテンション下がらないですよね。

むしろ優しさが広がります。

 

小規模ライブハウスでの工夫、カホンじゃなくてもいける!

ライブハウスによっては、「カホンでお願いします」って言われることがありますよね。

でも僕は思うんです。「ドラムでじゅうぶん小さく叩けるのに、なぜカホンに変えなきゃいけないんだ!」って(笑)

 

そんな時は、こんな工夫をしてみてはいかがでしょう:

  • 細めのスティックを使う
  • スティックを短く持って叩く
  • ドラムの打面にタオルを噛ませる

ちょっとした工夫で、ドラムでも十分小さい音量で演奏できますよ!

 

おわりに

今回は、小音量でも表現力を失わないドラム演奏法で役立つ情報をいくつか紹介しました。

いくつになっても思うのは、ドラムって本当に奥が深いってこと。
日本とメキシコでたくさんの生徒を教えてきましたが、毎日新しい発見があります。

皆さんのドラム練習がより一層楽しくなることを願っています!

それではHasta la próxima(また次回)!!


Zin ” Atrevido” Hitoshi ◆ 話し手 ◆ (クリックで過去記事へ!)

神奈川県横須賀市育ち。 ドラマー,パーカショニスト。
ブラックミュージックに傾倒し、アメリカ(ニューヨーク,ニューオリンズ)→ブラジル→ガーナ→ケニア→コンゴ→ジャマイカ→キューバでリズムのルーツを探る。2018年よりメキシコ移住。
横須賀市久里浜でRAGドラムスクールを主催。 YAMAHA Popular Music School講師として、14年の講師活動。ドラムプロショップGATEWAYにてキッズスクール講師として10年の指導活動。

maeda saki ◆ 聞き手 ◆

studio iota LLC代表。

レコード会社運営、作曲家、ドラマー、音楽心理士。ジャズの輸入などを通じて世界を音楽でつなぐ。
国立音楽大学卒業後はロンドン、ベルリン、ニューヨークで演奏。
25Lのリュックとドラムスティックで世界一周した経験から生まれたリズムを皆さんにお届けできればと思います!

 

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