ジャズの帝王マイルス・デイヴィスだけで結婚式は作れるか?|生誕100周年スペシャルで「挙式」を選曲してみた【プレイリスト付】
結婚式の音楽をジャズで決める!挙式の選曲テクニック
結婚式の準備を進めているプレ花嫁・プレ花婿の皆さん、こんにちは!
スタジオイオタ代表の前田紗希です。
このたび、結婚式の歓談タイムにぴったりなBGMアルバム『Urban Melodies: Celebrating Diversity』をリリースしました🎉
発売にあたり、ウェディングミュージックキュレーターの大川雄平さんとともに、ポッドキャストでトーク番組をお送りしています🎙️
番組名はその名も——
🎧 アーバンメロディーズ・ウェディングラジオ
「結婚式にセンスをひとさじ」をテーマに、音楽と空間づくりについて語り合う番組です。
第7回目の放送を公開しました!
これまで、約1000件の結婚式で音響を手がけてきたプロと一緒に、あなたらしい選曲のヒントをお届けします!
✔️ 第七回のハイライト
- 【ISUM登録で映像シーンの選択肢が拡大】
結婚式のムービーで市販曲を使うときに必要な著作権・著作隣接権の複製に関する手続きをまとめて申請できる「ISUM(アイサム)」のデータベースに、ウェディングBGMアルバム『Urban Melodies』が登録されました🎉
- 【特集】マイルス・デイヴィス生誕100周年スペシャル・挙式編今回お届けするのは、ファンも多い「ジャズ」からかなり挑戦的な企画。
「ジャズの帝王」マイルスの名曲だけで挙式をコーディネート。
ジャズ=敷居が高いというイメージを覆す、洗練された大人の選曲術を、
実際のプレイリストをもとにご紹介します🎂
Artwork/Design by Sara Iwata
ジャズって大人っぽくて憧れるけど、どれを流せばいいか分からない……というイメージをお持ちの方こそ、ぜひ聴いていただきたい内容です!
単なる好きな曲の詰め合わせではない、ゲストの心に深く刻まれる洗練された空間を一緒に作っていきましょう!🤟
意外と知らない「著作権」のこと。ISUM登録がプレ花嫁に嬉しい理由

これからムービーの制作に入るお二人に、うれしいご報告です!
私たちのアルバム『Urban Melodies』が「ISUM(アイサム)」データーベースに登録されました。
◆
サブスクで音楽を聴くのが当たり前の今、「このお気に入りの曲、結婚式のムービーで使えるのかな?」と疑問に思ったこと、ありませんか?
プロフィールムービーやエンドロールの自作を考えているお二人にとって、
避けて通れないのが「著作権(と著作隣接権)」の手続きです。
結婚式で市販の楽曲をムービーに使用するには、
著作権だけでなく著作隣接権についても許諾を得る必要がありますが、
これは個人ではかなり難しい作業です。
そこで、手続きをブライダル事業者がまとめて申請できる仕組みにしてくれるのが「ISUM(アイサム)」というサービス。
私たちのアルバム『Urban Melodies』から、まずは4曲がこのISUMデータベースに登録されました!
これにより、式場や映像会社さんを通じてISUMを利用した手続きを行うことで、
私たちの楽曲をムービーに使用できるようになりました。
ISUMのデータベースには、各権利者から許諾を得た、ISUMを通じて複製利用できる楽曲が登録されています。
また、登録状況は収録アルバムごとに異なるため、実際に利用する際は申請可能アルバムかどうかを確認する必要があります。
大川: 「映像会社さんや結婚式場さんからISUM経由での選曲を案内されるケースは多いので、選べる曲が増えるのはお二人にとって心強いですね。」
今後も登録が増え次第、こちらでお知らせしていきます🎉

デジタル配信はすでにスタートしていますので、ぜひチェックしてみてください!
BLUE GIANTに登場するマイルス・デイヴィス生誕100周年|結婚式の音楽は組み立てられるのか
マイルス・デイヴィスというジャズの巨星が生誕100周年を迎えました。
1991年に65歳で亡くなってしまいましたが2026年は生誕100年を迎える記念すべき年。
時代ごとに音楽性を変革し続け、ジャズ界および世界の音楽シーンに計り知れない影響を与えた偉大な帝王です。
クール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、エレクトリック・サウンド、ファンク、そして晩年にはヒップホップからの影響まで。
そんな幅広い音楽性を持つマイルスなら、
「ひとりのアーティストだけで、結婚式全体を組み立てられるのでは?」
と思ったわけです。
今回のポッドキャストのハイライトは、挙式から披露宴まで、
マイルス・デイヴィスの楽曲だけで結婚式全体を選曲する企画をお届け🎺
まずは挙式編。実際のプレイリストをもとに、シーンごとの選曲をご紹介します。
ジャズは好きだけど詳しい曲まではわからない
結婚式に合うジャズってどう選べばいいの?
そんなお二人に向けた、挙式BGMの選曲術。
ジャズ史上最高の名盤と称される『カインド・オブ・ブルー』などの数々の傑作から晩年のヒップホップまで、
式にふさわしい一曲を一緒に探っていきましょう。

ジャズの入り口は「体験」から。ジャズを見つけるおすすめの場所
「ジャズっておしゃれだけど、何から聴けばいいかわからない」
そんな悩みを持つお二人は、CDやサブスクで名盤を順番に聴くのもいいですが、
最近海外でもホットな「リスニングバー」や「ジャズ喫茶」で、音を浴びてみるのもおすすめです。(といきなりコアなことを言ってみる)
前田:私はドラマーとして演奏をしていますが、新しい感性に触れるために、よくジャズ喫茶を頼りにしています。

大川:「大きな音で、好きな曲を極上のサウンドで聴けるのが、ジャズ喫茶やリスニングバーの醍醐味ですよね。
僕は元々トロンボーンを吹いていたので、レコード屋へ行って管楽器の編成からチェックしたり、気に入ったプレイヤーの参加作品を芋づる式に掘り下げたり。
最近流行りのリスニングバーで、知らない曲をShazam(検索)してストックするのも楽しいですよ。」

難しく考えず、
気になった一曲から辿っていくだけで、十分ではないでしょうか🌟
お二人でデートがてら、そんな場所へ出かけて「自分たちの式の雰囲気に合う音」を肌で感じてみるのも、素敵な準備期間の思い出になるはずです🫶
🗣️ 【生誕100周年】ジャズの帝王「マイルス・デイヴィス」だけでコーディネートする、洗練された挙式
新郎入場から退場まで、挙式でBGMが必要になるシーンは主に4つ。
実際のプレイリストをもとに、シーンごとのポイントとあわせて選曲をご紹介します。

① 新郎新婦入場|スタイリッシュに決める一曲
♪ セレクト曲:「Seven Steps to Heaven(セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン)」
挙式のトップバッターは新郎入場。
セレクトをさせていただいたのは1963年リリースの同名アルバムに収録された「セブン・ステップス・トゥ・ヘヴン」。
タイトルは「天国への7つの階段」。幸福へ昇っていく7つの歩みを、少し遊び心を持たせながら、ウェディングに重ねています。
孤独でクールなイメージがあるマイルスですが、この曲は非常にポジティブで軽やか。
冒頭からキメがかっこよく、新郎様が凛々しく歩き出す瞬間にふさわしいスタイリッシュな一曲です📸
② 新婦入場|空気が変わる、静謐な美しさ
♪ セレクト曲:「It Never Entered My Mind(イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド)」
新郎を迎えたら、今度は空気を切り替えて、ぐっと厳かに。
選んだのは、ブルーノートからリリースされたアルバム『マイルス・デイヴィス・ヴォリューム2』収録の「イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド」。
イントロのピアノのアルペジオから、本当に美しい曲。
弱音器をつけたトランペットの繊細な音色が、花嫁の歩みを優しく、静かに引き立ててくれます。
ちょっと繊細で、すごく緻密で、
素敵な空気感を作ってくれるような曲になっています!
③ セレモニー(指輪交換・誓いのキス・結婚証明書へのサイン):誓いに寄り添う知的な響き
♪ セレクト曲:「Flamenco Sketches(フラメンコ・スケッチズ)」
新郎新婦がメインの位置に到着したら、誓いの言葉、指輪の交換、ウェディングキス、結婚証明書への署名など、挙式のセレモニーへ。
このシーンには、名盤中の名盤と言われる1959年のアルバム『カインド・オブ・ブルー』から「フラメンコ・スケッチズ」を選びました。
ビル・エヴァンスの知的で淡々としたピアノに合わせて、マイルスがトランペットを朗々と奏でる一曲。ジャズとクラシックが融合したような気品があります。
挙式のBGMは、曲そのものが主役になりすぎないことも大切。だからこそ、こういう淡々とした美しさを持つ曲が活きてきます◎
④ 退場:はじける祝福感とパーティーへのブリッジ
♪ セレクト曲:「Two Bass Hit(トゥー・ベース・ヒット)」
セレモニーを終えたら、挙式から披露宴へつながる退場のシーン。
二つのシーンをつなぐブリッジとなる大切な一曲です。
ここで選んだのは、1958年のアルバム『マイルストーンズ』収録の「トゥー・ベース・ヒット」。
野球の二塁打のように、一塁から二塁へ前向きに走っていく躍動感がそのまま曲になったような一曲です。
挙式の最後から、そのままパーティーへ。
「おめでとう!」という空気を音楽で作るなら、このくらい弾けてもいい。
そんな気持ちで選びました。
マイルスが愛した意外な名曲「セプテンバー」
マイルス・デイヴィスが生前、ずっと大好きなバンド(all-time favorite band)と語っていたのがアース・ウィンド&ファイアー。
代表曲「セプテンバー」は、私たちのアルバム『Urban Melodies』にも収録しています!
原曲は元気なバンドサウンドですが、こちらのバージョンはギターソロを中心にした、落ち着いた浮遊感のあるアレンジ。
マイルスの楽曲でいえば「イン・ア・サイレント・ウェイ」の浮遊感と重なる心地よいアレンジに仕上げました。
原曲と聴き比べてもらうと、同じ曲でもアレンジによってこんなに印象が変わるんだ、という面白さも感じてもらえると思います!

聴き比べてくださいなんて恐れ多いですが!
◆
もちろん、音楽がなくたって結婚式は最高に感動的な一日。
でも、そこに音楽が加わると、ゲストが会場に入った瞬間から期待感が膨らんだり、
お二人が登場する瞬間がまるで映画のオープニングのようにゲストの心に刻まれたり。
音楽には、何気ない待ち時間さえも、特別な体験に変える力があるんです!
🔸 内容はポッドキャストで詳しく解説しています!ぜひ、チェックしてみてください。
🎁 スペシャルプレゼントSpotifyプレイリスト公開!
今回ご紹介した「マイルス・デイヴィス縛り」の選曲をそのまま体験できる、Spotify限定プレイリストを用意しました。
カジュアルすぎず堅すぎない絶妙な雰囲気で、空間に見事に調和していたとのこと👏
今回ご紹介した、マイルス・デイヴィスだけで組み立てた挙式BGM。
聴いてみると「ひとりのアーティストだけでも、挙式のストーリーが作れる」と、わかると思います💍
ジャズの帝王・マイルス・デイヴィス縛りの選曲、準備の合間にぜひ聴いてみてください。
▶︎ [Spotifyプレイリストはこちら
(番組概要欄または大川さんのInstagramをチェック!)
📲 今後の展開とお知らせ
『Urban Melodies: Celebrating Diversity』は、現在各種音楽サービスでデジタル配信中です。
手に取って楽しみたい方へ。
CORDYや楽天市場 を通じて、こちらからアルバム盤をお買い求めいただけます!
【CD】Wedding Soundscapes『Urban Melodies』結婚式BGM 洗練されたインストゥルメンタルで、心に残るウエディングを
選曲に悩む時間を、二人のこれからを語り合う時間に変えてほしい。
そんな想いで作ったこのアルバムが、あなたの最高の一日を彩る名脇役になれますように。
結婚式のBGMにまつわる素朴な疑問やご相談、番組へのご感想など、お気軽にメッセージをお寄せください!
今後の活動については、ぜひInstagramでチェックしてください。
フォローしていただけると、とても嬉しいです!
▶︎ Instagram: @weddingsoundscapes
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの結婚式が、もっと自由に、もっとあなたらしく輝くものになりますように。
それではまた!
ウエディングBGM
『Urban Melodies: Celebrating Diversity』
2025.6.30 New Release💿✨
前回記事 : 挙式の選曲テクニック|フジロック 2025 出演アーティストで作るプレイリスト
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