【音楽療法】回想法で高齢者レクを盛り上げる|年代別ヒット曲で客席が「ああっ!」(ずしはやま未病フェス)
高齢者レクで使える音楽プログラム
神社の境内を埋め尽くす整体やボディケアの体験ブース、
広場にはキッチンカーが並び、美味しそうな香りが漂っています。
「一生自分の足で歩く」脚育のお話に、笑顔で耳を傾ける参加者の皆さま。
ステージの外にも、健康と笑顔の熱気が広がっていました。
こんにちは!スタジオイオタ代表の前田紗希です。
東京都心は35日連続の雨で、約150年間の統計で最長記録を更新したそうです☔️
空を見上げては「野外で演奏できるの?」とハラハラしていましたが、当日はなんとかお天気が持ってくれました!
9月27日(日)、神奈川県逗子市の亀岡八幡宮で開かれた第4回ずしはやま未病フェス2026に、音楽療法チーム「イオタムジカ」のピアノトリオで出演してきました。

神奈川県は、全国に先駆けて未病(病気になる前の心身のケア)の取り組みに力を入れています。
このイベントも、地域のみんなで健康を体験して楽しもうという逗子・葉山エリアの素敵なフェスティバルです。

普段は医療施設や福祉施設、教育施設など、関係者の方々へ向けたクローズドな現場での活動が多い私たち。
青空(?)の下で、私たちの音楽療法を体験してもらえるチャンス〜⭐️ということで、楽しみに臨んだ当日のレポートをお届けします。
☞関連記事 : 音楽療法とは?
音楽療法×回想法|年代ごとに曲を演奏する「タイムマシン音楽会」とは
車で20分のコンパクトシティ
会場に着いてまずは搬入。
ステージ裏に機材を組ませていただいた後、境内のブースをブラブラと見てまわりました。
(メンバーの息子さんたちは、早速マフィンや、飲む点滴ジュースを購入!)
ステージの音響(PA)を担当していた方は、逗子市の議員さんでした。
と笑顔で教えてくださいました。
境内にはお互いの顔が見えるようなあたたかい空気が流れていて、演奏前に一緒に体操をしました笑

🧠 認知機能への刺激も意識した、アハ体験を生む音楽療法プログラム
演奏のテーマは『タイムマシンに乗って、あの頃へ巻き戻しツアー』。
年代ごとに1曲ずつ、懐かしい曲を演奏します。
曲の前には必ず、その年の時事ネタ・流行語・流行り物のお話をはさみます。
「どんな時代だっけ?」と思い出しているうちに、イントロが鳴る。
そんな効果を作りたくて、まずは台本から用意しました。

回想法とアハ体験を組み合わせたプログラム
次に、記憶をたどったり、「わかった!」という瞬間が生まれたりする仕掛けを盛り込んだプログラムの例をご紹介します!
ステージの進行は、
1曲ごとに異なる年代へタイムスリップしていく構成。
1.曲の前に「その年」のお話をする(回想法)
- 当時の時事ネタ、流行語、流行り物の3点セットを散りばめたクイズ調のトークを、その年の曲の演奏の前にはさみます
- 「当時、何をしていましたか?」と客席に問いかけます
2.曲名を言わずに始める曲を作る(アハ体験)
- あえて曲名を伏せてスタート
- お客さまがヒントから答えを導き出し、あ、わかった!とひらめくアハ体験を客席の皆さまと一緒に作ろうと考えました。
💡認知機能への刺激も意識した音楽療法プログラムです。
3.決まった楽しみ方を作らない(受動的音楽療法)
音楽療法というとちょっと堅苦しく感じるかもしれないですが、
イオタムジカが何より大切にしているのは、音楽を通して自然と生まれる感覚です。
音に合わせて体操をしたり、みんなで揃って手拍子をしたり
…みたいな決まりきったルールはありません。
音楽にゆだねて、BGMとしてなんとなく聞いていただいてもいいし、
身体を動かしたくなったら動かしてもいい。
ちょっと疲れたら目を閉じて休んでいたっていい。
正解なんてないから、恥ずかしがらずに、
思うがままに心を少しだけ開放してすっきりしていただけたらと思います!

🍃 「こうしなきゃ」を作らない、イオタムジカの音楽療法のモットー
🚂 1曲目|1979年(昭和54年)ウォークマンとドラえもんの年

世界的なオイルショックの一方で、
国内ではテレビアニメのドラえもんが放送開始され、
ソニーが初代ウォークマンを発売した年。
流行語は、ナウい、ダサい。
皆さんは何をしていましたか?とお客さまに問いかけながら、
世間で口ずさまれたであろうSFアニメ映画のあの名曲を演奏。
客席がぐっと当時の空気に引き込まれて、、いたらいいな!
🟪 2曲目|1984年(昭和59年)ロス五輪とエリマキトカゲの年

ロサンゼルスオリンピックに沸き、お札の顔が一新された年。
エリマキトカゲやコアラの初来日が日本中を騒がせた年でもあります。
ソビエト連邦(現在のロシア)で考案されて世界中で大流行したあの有名落ち物パズルゲームのメロディを軽快に演奏しました。
境内で踊ってくださる方が多かったです!
それはもうディスコのように、ヒッピーのように、、、。
🌍 3曲目|1995年(平成7年)Windows95とポケベルの年

阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件があり、社会が大きく揺れた年。
ウィンドウズ95が発売され、若者の間ではポケベルやコギャルが流行していました。
あえて曲名は言わずに演奏をスタートしたのは、
誰もが知る2大アーティストがコラボした珠玉のメガヒットナンバー。
有名なイントロが鳴ったときのお客さんの、ああっ!という表情。「わかった!」という声も聞こえてきました
🎠 4曲目|2004年(平成16年)アテネ五輪と韓流ブームの年

アテネオリンピックの「チョー気持ちいい」や、韓流ブームが日本中を席巻した年です。
最後は、スタジオジブリの名作アニメ映画から、哀愁漂うワルツを演奏。
タイムマシンの終点は、ドラマチックなフィナーレとなりました!

高齢者施設のレクリエーションにも使える「タイムマシン音楽会」
- 年を決めて、時事ネタ・流行語・流行り物の3点セットを用意し、
- その年のヒット曲につなぐ形なので、
- 特別な道具がなくても組み立てられます。
対象の年代や規模に合わせて、年代と曲のプログラムをデザインします。
医療・福祉の専門職の方々と連携する多職種連携のチームケアが、私たちの音楽療法の特徴です。
公演メンバー紹介
🎸 小沢栄介(Bass)
かるがも整体院の院長であり、ベーシストとしても活動。
タレント養成スクールの講師や自身のバンド活動を経て、現在は多くのアーティストのライブサポートやレコーディングに参加しています。
「音楽」と「心身のケア」をつなぐ音楽療法にも積極的に関わっています。

⇨インタビュー :
音が波になって、心が躍る。プロミュージシャン×整体師・小沢栄介のユニークなキャリアと音楽療法への挑戦
🎹 マニョ(Piano)
東京出身・神奈川在住のピアニスト。たまにシンガーソングライター。
『風景の浮かぶピアノミュージック』をテーマに、子どもの頃から親しんだピアノで創作を続けています。
現在は子育てをしながらYouTubeにカバー動画を投稿し、のんびり活動中。
趣味はキャンプ、サウナ、旅。

🥁 前田紗希(Drums)
音楽大学卒業後、ニューヨークの病院で音楽療法に携わり、その後はカナダを横断しながら音楽療法コンサートを行ってきました。
帰国後、「音楽療法チーム イオタムジカ」を立ち上げ、音楽心理士の資格を取得。あわせて心理学の学位も修め、音楽を通じて人の心に寄り添う実践を続けています。
音楽には、人の中に希望を芽生えさせる力がある。その考え方は、現在の活動、そしてチームの軸となっています。

スタジオイオタの音楽療法チームが目指すもの
1. 主体性の尊重
- 利用者様が「こうしなければならない」ではなく、「こうしたい」という気持ちを大切にします。
- 音楽を通じて、自分の感情や身体感覚に素直になれる時間を提供したいと考えています。
2. 多様な音楽体験
- ポップスからジャズまで、幅広いジャンルの音楽に触れる機会を創出。
- コンサートで演奏した楽曲をその場限りの体験にとどめず、レコーディングし、作品として世の中に届けることも大切にしています。
新しい音楽との出会いが、利用者様の感性や創造力を育むきっかけになればと思います。
3. 生演奏の魅力
- 録音された音楽では味わえない、生演奏ならではの臨場感や振動。
- 目の前で奏でられる音楽が、人間の心と体に直接響くことを大切にしています。
その瞬間に生まれた音楽を、
後日あらためてレコーディングし、音源として残せるのも、
レコード会社であるスタジオイオタならではの特徴です🎶
デジタル配信で🎶

全国のCDショップやAmazonで🎶
医療・福祉・教育従事者の皆さまへ
重症心身障害児・者施設での音楽療法をメインフィールドに
ここからは、現場で働く皆さまに向けて、私たちの活動についてお伝えできればと思います!
スタジオイオタの音楽療法チームは、重症心身障害児・者福祉医療施設での活動を大切な現場としています。
外出が難しい利用者の方々にも、音楽を通じて世界を感じていただく。
そんな思いから、9年間にわたり様々な施設で音楽療法コンサートを開催してきました。

公演 :音楽世界旅行バスツアー
音楽療法コンサートの導入メリット
重症心身障害児・者施設での効果
利用者の方々への効果
- 身体機能の改善
リハビリの観点からも、リズムやメロディーに合わせてスタッフの方々が利用者の方々の体に触れるきっかけを設けることで、身体機能向上の手助けを促します。 - QOL(生活の質)の向上
音楽を共有することで、表情や感情の表出と、豊かな時間を創り出します。 - 心の癒し
音楽の力でストレスを軽減し、心身のリラクゼーションと安定をもたらします。 - 五感への刺激
生演奏の振動や響き、視覚的な演出を通じて、多角的に感覚を刺激します。

公演 :看護師インストラクターによるヨガ教室
スタッフの皆さまへの効果
- ゆとりある時間の提供
演奏中にスタッフの方々がリフレッシュでき、より良いケアを提供できる環境づくりを目指しています。 - 利用者さまの新しい一面の発見
音楽に対する反応から、普段とは異なる表情や様子を知るきっかけになります。 - 多職種連携のきっかけ
音楽療法は多職種連携によるチームケアが特徴。医療従事者の皆さまと協力することで、より深いサポートを提供します。

公演 :理学療法士が実演!DJってなに?
公演は柔軟な対応が可能です
- 施設の規模や対象年齢に応じたプログラム設計
- クローズドイベントとしての開催も対応可能
- 参加型・鑑賞型などニーズに合わせたスタイル
- 教育的要素と娯楽的要素のバランス調整

公演 :教育楽器
鍵盤ハーモニカ(ピアニカ、メロディオン)を使用したJAZZ
音楽体験を「作品」として社会へ
私たちは、音楽療法チームであり、同時にレコード会社でもあります。
公演で生まれた音楽をレコーディングし、
デジタル配信やCD作品としてリリースすることで、
現場での音楽体験を社会にひらいていく。
それが、私たちの音楽活動の大きな特徴です。

公演 :カリンバとクリスタルボウル
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演奏活動のご依頼について
Iota Musica Riitaでは、年齢や言語、障がいの有無を問わず誰もが参加できる新しいコンサートを、様々な垣根を越えて開催しています。
こんな施設・機関におすすめです
特に実績が豊富な分野
- 重症心身障害児・者福祉医療施設
特に受動的音楽療法に力を入れています。
森や海で録音した自然音を、重症心身障害児・者さんに届けるためのフィールドレコーディング🌊🌲
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その他対応可能な施設
- 学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業
- 学童保育施設
- 放課後等デイサービス
- 児童養護施設
- 特別支援学校
- 幼稚園・保育園

公演 :絵本の読み聞かせ+背景音楽
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ご依頼方法
演奏活動のご依頼は、いつでも承ります。
お問い合わせ先
お気軽にご相談ください。
まとめ|ずしはやま未病フェスで届けた音楽療法
医療や教育、福祉の現場でも、今回のような地域の場所でも、私たちの根底にある想いはいつも変わりません。
この機会に私たちの活動を少しでも多くの方に知っていただけたら嬉しいですし、
逗子での出会いを通じて、地域の中で音楽がひらく可能性を改めて感じました。
逗子・葉山の皆さんと一緒に、1979年から2004年までタイムマシンに乗ってきました。
実行委員会の皆さま、そして一緒にタイムトラベルを楽しんでくださった皆さま、ありがとうございました!
タイムマシンは、この秋また次の街でも出発します。(今度は2024〜25年まで行く予定!)
最後までお読みいただきありがとうございました♡
音楽療法やコンサートの活動を随時発信していきますので、ぜひお楽しみに。
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studio iota LLC 代表
音楽心理士・ドラマー・作曲家
(理学療法士監修)♪
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