【広告掲載・タイアップのご依頼について】ブログが壊れた朝に、noteと歩いた12年と、その先を思った
ある朝、運営しているWordPressブログを開いたら、全記事のURLが見知らぬ文字列に書き換わっていた。
しかも全部、同じ文字列のあとに数字が続く形で。1、2、3……と連番で。
いくつかの記事は、そのまま消えていた。
何が起きたのかわからなかった。ハッキングなのか、プラグインの誤作動なのか。
コメント不可設定にしているのに、スパムコメントがリアルタイムで届き続けている。
サイトが改ざんされているのかもしれない、と思いながら、AIに相談して手探りで復旧を試みた。
途中、本番サイトを触る前に「練習してから挑もう!」と思って、別のサイトでちょっとした設定を変えてみたら、
全記事のタイトルがそのままURLになるという二次事故が発生。
https://studio-iota.com/【メスティン蒸し料理】キャンプの王道の肉まん/
みたいな感じで。
日本語がURLにそのまま入ってる状態は、かなりシュールな光景。
2つのサイトを同時に壊してしまったと思って、心拍数がエグかった。
結果的にはサーバーのバックアップ機能で元に戻せた。ほんとうによかった。
肝が冷えた、という表現がぴったりだった。
そして事件の余韻が残る中でダッシュボードのアクセス数を見たら、
書き換えが起きていた期間は通常の半分以下に落ち込んでいて、セキュリティ対策をした日は一気に4〜5倍に跳ね上がっている。
「セキュリティをしっかりしたことが評価されて、人気者になった!」
と本気で舞い上がったが……違った。
ブロックされたボットが何度もアクセスし続けていた分が計上されていただけだった(たぶん)。
それを知ったらなんか、笑えてきた。
お仕事依頼ページを整備した話。noteリリース初期から12年書き続けてきた中で、ある朝ブログを開けなくなった日のこと。

なぜブログが壊れた朝に、お仕事のことを考えたのか
そこからしばらく、ぼんやり考えた。
私は現在、WordPressのサイトを5つ持っている(1つは休止中)。
- 会社のブログ
- 旅と音楽のメディア
- 夫の研究所のブログ
- キャンプメディア
- 民族音楽メディア
それぞれに記事があって、積み上げてきたものがある。
それが一瞬で消えるもしれなかった。
自社所有の財産だと思っていたけれど、
インターネット上のものはぜんぶ、そういうリスクと隣り合わせなのだ。
そこで改めて考えるようになったのが、
noteとWordPressって何が違うんだろう、だった。
- noteはプラットフォームで
- WordPressは自社所有。
セキュリティのリスクは少し性質が違っていて、
noteは「自分で守らなくていいけど、サービス終了リスクはある」、
WordPressは「自分で守る必要があるけど、所有権は強い」。
そんなことを考えているうちに、もうひとつ気づいたことがあった。
タイアップの依頼が来るのがnoteばかりだということだ。
理由を考えてみると、
WordPressだと個人のブログに見えてしまって、同じ記事を書いていても信頼の見え方が少し違う。
おもしろいな、と思った。中身は同じなのに。

そういえば、noteと私の会社は同い年だったらしい
私たちが書くを始めたのは、サービスが開始された2014年のこと。
当時、自分たちのバンド流れるイオタの音源を制作して、大手CDショップに流通しようとしていた頃だった。歌のない音楽(インストゥルメンタル)のバンドだから、「才能はあるね、でも歌がないと売れないから」と10枚だけ入荷してもらえる程度。
そこで考えたのが、付加価値をつけることだった。
リリースされたばかりのnoteで、旅の話を書き始めた。
音楽だけを売りにするのではなく、「旅に似合うような音楽を提供するチーム」というフックを作ったのだ。
私の会社も、noteに書くことも、気づけば12年続いている。
途中、30人以上のライターが参加してくれるようになり、
WordPressにも移植して、車中泊コンテンツでSEO1位も取った。
鎌倉にカフェを出したこともあったし、音楽療法の事業も始めた。
レコード会社として9つの事業を展開するまでになったよ、
と書くとかっこいいけど、
現実は外部スタッフを雇うほどの規模でもなく、
私がなんでも対応できるスーパーマンでもない、というところが正直なところだ。

受け皿がないまま、ありがたいことに依頼だけが届いていた
そんな流れの中で、タイアップの打診をいただくことも少しずつ増えてきていた。
ありがたいと思いつつも、それを受け止めるご案内をずっと用意できずにいて。
「ご依頼はDMで」とすら書いていないような、心許ない状態が続いていたのだ。
◇
音楽家としてタイアップを受けることへの迷いは、今も消えたわけじゃない。
自分で音を紡ぎ、それを届ける人間が広告を背負うとき、心のどこかで「純粋さ」のようなものが揺らぐ気がして。
AIに曲を創らせたときに感じる、やる気が削がれていくような感覚に、少し、似ているのかもしれない。
芸術と商業の話はいつだって繊細で。
特にインディーズ業界のような小さな世界では、そのさじ加減ひとつで、届く音の響き方まで変わってしまうのではないか。
そんなふうに考えてしまうこともある。
新しい仕事に向き合うとき
考えを巡らせる中で、ひとつの落とし所のようなものが見えてきた。
文脈と無関係な案件を受けるのが問題なのであって、
楽器とか、旅に関するものとか、アウトドア系とか。自分が実際に触れて、心が動いたものを自分の言葉で綴るなら、
もともとやっていたことと変わらない。
軸は「自分が体験して、本当にいいと思ったものを自分の文章で」。
それを守っていれば、純粋性は崩れない気がしている。

というわけで、作りました。ようこそ!
事件をきっかけに、優柔不断な足を前に踏み出した。
\当サイト studio-iota.com に、タイアップや広告掲載についてのページを設置しました/
実際の掲載は、noteとともに12年間ちかく歩んだイオタビ(iotabi.com)も使いつつ、
studio-iota.comのブログやnoteへの同時掲載に対応している。
今回ハッキングに遭いかけた(笑)サイトは外しています!
大切にしたいのは、読んでくれる人に対して正直であること。
だから、音楽とまったく文脈の合わないものや、実際に使っていないもの、体験を伴わないものを無理に言葉にすることはありません。
心から「いいな」と思えるものだけを、その時の温度感で丁寧に手渡していきたい。
それが、この場所のブランドを守るということだと思っている。
ハッキングでURLが全部書き換わっても、一定期間内ならバックアップで元に戻せると知った。
練習のつもりで二次事故を起こして笑えてきたし、
セキュリティを強化した日にボットのせいで人気者になったと一瞬喜んだ。
そんなトラブルすらも、いつかこうして記事のネタにして笑っている。
結局は、これからもずっと書き続けていくんだろうな。
12年という月日を経て、書くことはもう、自分の一部になっているみたいです。
12周年を迎えたばかりのnoteと一緒に、ここから始まる13年目も。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
ご依頼はこちらから。
[studio-iota.com(お仕事依頼ページへのリンク)]
作曲家、ドラマー、鍵盤奏者、RECエンジニア。
旅・音楽・食を融合させるレコード会社「studio iota LLC.」代表。