【逗子】海まで歩ける街のサブカル散歩。音と映画と本と、アイスの街
こんにちは!
スタジオイオタ代表の前田紗希です。
東京都心から電車・車で約1時間ながら、海と山に囲まれた神奈川県逗子市。
鎌倉の隣という立地もあって観光客も多いけど、どこか肩の力が抜けた空気が流れています。
駅前から海まで歩けてしまう、この程よい距離感も逗子らしさのひとつ。
音楽療法の仲間がここに住んでいるのでかれこれ20年くらい通っています。
ガイドマップに載らないような漁港飯を食べたり、街唯一の洋食屋に集まったり。釣りをしたり、花火を見たり。
私にとって逗子は、観光地というより親戚の家に遊びに行くような街です。

先日、逗子での演奏に呼んでもらったメンバーが、逗子市商工会青年部の部長と葉山町商工会青年部の部長でした(笑)
この人たちと街を歩くと、数分おきに知り合いに遭遇します。
ライブができるお店、写真の展示ができるお店、ローカルFMへの出演——
逗子の文化に触れる入り口の多くは、人と人とのつながりの上に成り立っていると感じます。

葉山で最も有名映えるバス停、真名瀬(しんなせ)
だから今回はそういう知り合い筋、人脈筋をいったん取り払って、
逗子でサブカル的な楽しみ方ができるお店を巡ってみることにしました!
条件は場所が散らばっていないこと。
一箇所のパーキングに停めて、徒歩で回れる範囲で組んでみました。
さぁ、いってみましょう。
逗子のご当地コーヒー、カフェ散歩
音に浸る。Sidewinder | ジャズ喫茶
📝Wi-Fi あり、電源あり、電子決済あり

最初に向かったのはジャズ喫茶 Sidewinder。
ジャズ喫茶というと少し敷居が高い感じがするかもしれないけれど、中はアットホームな雰囲気で、やさしいおじさまが迎えてくれます。
マスターいわく「敷居が低いジャズ喫茶なので気軽に来てください」とのことで、安心。

楽器中心の作品は大きなALTECのスピーカーから。
ボーカル作品は隣のJBLから。
リクエストができるので、チック・コリアとゲイリー・バートンの『Crystal Silence』をお願いしました。
スマホを触らず、ただ音楽を聴く。
こういう非日常、本当に大事だと思います。

リクエストを二枚お願いした日は、コーヒーをおかわり。そのほうが店に寄り添えて音に集中できる気がしている。
コーヒーも美味しくて、東逗子の珈琲屋きりぎりすの豆を使い、一杯ずつ丁寧にドリップされています。ちなみに翌週も行きました。
そのときはロイ・ヘインズの『Out of the Afternoon』をリクエスト。気に入るとすぐ二回目に行くタイプです。

映画を観る。シネマアミーゴ | ミニシアター & カフェ
📝現金のみ

シンボルロードを抜けて海側へ。お待たせしました。逗子海岸エリアのアート&サブカルチャー発信地といえば、やはりシネマアミーゴは外せません。
20席ほどの小さなミニシアターで、ドリンクや食事を楽しみながら作品を観られるのが特徴。
上映作品は感度の高いドキュメンタリーやインディーズ、音楽・アート系が中心です。

この日観たのは、映画『1975年のケルン・コンサート』。キース・ジャレットの The Köln Concert が生まれた夜を実話をもとに描いた劇映画です。
主役はキース本人ではなく、公演を実現させた18歳の女性プロモーター。
調律師、マネージャー、ラジオDJと、多くの人が少しずつ力を持ち寄った結果として、あの演奏が残った。
文化は一人で生まれるものではないのだな、と改めて感じました。
もっとも、知り合い筋を避けようと思っても、この街ではなかなか難しい。
池子の森の音楽祭や逗子海岸映画祭など、地域文化のハブに深く関わっている人たちを辿っていくと、結局シネマアミーゴへ戻ってきてしまいます。

アイスを食べる。CREMAHOP | アイスクリーム専門店
📝電子決済あり

少し歩いて休憩。
天然素材のアイスクリームとエスプレッソのお店、CREMAHOP(クレマホップ) へ。
有機ブラウンシュガーを使った定番からヴィーガン対応まで豊富で、毎月新作も出ます。
感想を一言でいうなら、美味しくて大きい。
大きくてモチモチしている。
テニスボールくらいあるのでは、というサイズ感です。

人気のアイスクリーム店ということもあり、 昼に訪れた際は長い列ができていて、夜にあらためて向かうことにした。
21時半まで空いているので歩き疲れた身体には最高でした。休日の昼間は本当に混んでいます!
3種類ほどまで試食できる
本を探す。麓と畔 | ブックカフェ
📝Wi-Fi あり、電源あり、現金のみ

最後はブックカフェ、麓と畔へ。
Sidewinderで見かけたチラシがきっかけで、2025年12月のオープンだそうです。
扉を開けると静かです。
この日はBGMが流れていませんでした。(たまたまだったのかもしれません。)
少し開いたドアから、なぎさ通りの風が入ってきます。

店内には約1500冊の蔵書。
すべて店主さんの私物で、奥へ進むと音楽関連の本が棚にズドンとまとまっていました。
Penなどの雑誌も散りばめられていて、気になる本を手に取っているだけで時間が過ぎていきます。
「録音芸術のリズム&グルーヴ」
名盤に刻まれた珠玉のドラム・サウンドは如何にして生み出されたか
ジャズ喫茶いーぐるの店主 監修
「ゼロからわかる!知れば知るほど、面白い ジャズ入門」
「非西欧世界のポピュラー音楽」
欧米以外の音楽を地域別に紹介し、成り立ちを詳しく分析したワールド・ミュージック論。
コーヒーは500円(税込)から、逗子の大澤珈琲店から仕入れているそう。
バスクチーズケーキはグルテンフリー。ただしワンオーダー60分制。
60分でマニアックな専門書が並ぶ本棚を探索し、本を選び、コーヒーを飲み、ケーキを食べる。
うん、無理ですね!!!
読書をする場所というより、本との出会いを楽しみに行く場所なのかもしれません。
そんなことを考えながら、なぎさ通りへ戻ります。
まだ空は明るい。

個人店では、おかわりや一品追加をすることが多い。最初から60分と決まっていると正直、そわそわする。
人脈を外して、逗子を歩いたはずだった
逗子のサブカルは、どこにある?

地元組と食事に行くと大戸屋などに落ち着くことが多い。
意外にも近くのカルチャースポットは知らないという。
今回、人脈を使わずに歩いてみました。でも結局、だめでした。
シネマアミーゴに行けば弊社でリリースしているアーティストへ繋がるし、
ジャズ喫茶へ行けばブックカフェを教えてもらう。
そして、音楽療法仲間で逗子商工会のメンバーに連絡を入れてしまうのです。「今あなたのお店の前を通過するわ」って。
人脈を外して歩いたはずだったのに、どこから入っても、人に繋がる。
20年も通っていると、親戚の家みたいな感覚になる理由が、自分で少し分かった気がします。
映画祭や音楽祭で外へ開いている街だけれど、歩いてみると意外と内側は濃い。外の人を巻き込みながら、中の人たちが暮らしと文化を守っている。
逗子は店が面白い街というより、人が面白い街なのだ。
だからまた来てしまう。
あと、このコースを歩くなら現金は持って行った方が良いです。
本当に。
作曲家、ドラマー、鍵盤奏者、RECエンジニア、音楽心理士。
国立音楽大学作曲科卒業。のちに一般大学で心理学の学位を取得。
25リットルのリュックとドラムスティックを携えて世界一周そののち、旅・音楽・食を融合させるレコード会社「studio iota LLC.」を設立。
2023年には「Gwangju Busking World Cup(韓国)」「Tainan City Music Festival(台湾)」「GLUC Fest(台湾)」に出演。2025年には「Karneval der Kulturen(ドイツ)」にドラマーとして出演。
現在9つの事業を展開している。また音楽療法士として、音楽療法の普及にも取り組んでいる。
オウンドメディア4誌の編集長で「車中泊」コンテンツなど数々のSEO1位を生み出す。
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